無線機レンタル・トランシーバー・インカムのレンタル業者比較

日本でレンタルした無線機って海外では使えるの?

公開日:2020/02/01  最終更新日:2020/02/27

無線機・トランシーバーは、電波を使って一定のエリアで会話や通信を行うものです。現代では携帯電話が登場しており、離れた場所との通話は可能になっていますが、それでも工事現場やイベント会場、また店舗内などで即時に意思疎通が必要な場所では使われていますが、電波を用いるものですからルールに則って使う必要があります。

無線機・トランシーバーとはなにか?

無線機・トランシーバーは、ともに電波を使って音声や通信を行うことができる機器のことです。基本的には、送信機と受信機があり、トランシーバーではその両方の機能を兼ね備えたものを指します。本格的な通信設備を除けば一体となったものが主流となっておりトランシーバーは小型で持ち運びが可能ですから、民間の需要として使われているものは、ほとんどがトランシーバーとなっています。

一方で、電波にはさまざまな周波数帯が定められており、日本でも法律により利用が厳しく規制されているものです。手軽に使えるものは電波の出力が弱く、特定の地域でしか利用できないため、資格や免許、届け出などは不要で利用できます。しかし、出力が強くなればそれだけ利用できる範囲も広くなり、資格や免許、届け出を必要とするものです。

広範囲で使わないのであれば、無届けでも利用できるものでも十分ですが、一定の範囲で利用するケースにはそうはいきません。このため、利用する際には利用範囲を予め想定して無線機・トランシーバーを決める必要があります。

無線機・トランシーバーは常用で使うこともありますが、一時的にしか使わないのであれば、購入するよりもレンタルで借りた方がメリットはあります。特にこれらの機器はメンテナンスが欠かせませんから、そのような場合には自社で保有するよりは、専門の業者から借りる方が手間もなくて良い方法です。

無線機・トランシーバーをレンタルで借りることのメリット

無線機・トランシーバーをレンタルで借りるメリットは、必要な時に用意することでコストを削減できることです。購入して備品としておく方法もありますが、メンテナンスを行わなければならず、それなりの価格がするので数を揃えるとなると負担になります。常用で利用する場合には購入するのも方法ですし、またレンタルよりもリースという手段もあるものです。

しかし、そうではない場合にはレンタルの方が有利です。レンタルのメリットは、同じ機種で台数をある程度揃えられることで、トランシーバーを持たせたいスタッフの数に合わせて用意できます。また、借りる段階では業者がメンテナンスを行った上で貸し出されますから、万全の状態で利用できるほか、トラブルが起これば代替品の用意も可能ということです。このため、一時的に必要な場合にはレンタルの方が有利といえます。

しかし、使い方によっては費用が割高になることで、特に長期間の利用となると結果的に購入した方が安くなることもあるものです。

一方で、費用面や台数を揃えるといった事以外には、ある程度の出力が求められる無線機を利用する際に必要となる届け出などの手続きを業者が行ってくれるというメリットもあります。これらは購入して利用する際には利用者が行わなければならず、やや面倒なことですが、それらの手間を省いて利用することが出来るものです。

海外でも使うことができるものなのか?

無線機・トランシーバーは、作動さえすれば実際のところ日本で使われているものでも海外で利用することができます。これは機器間で行われるものですから、機器が作動する電気があれば利用できるわけです。

一方、海外で利用する場合には日本国内と同様で、その国で定められているルールに従う必要があります。自由に無線通信が出来る国であるか、無線通信をすることの許可や届け出、資格が必要なのかといったところを、気を付ける必要があります。

日本では、無線通信は自由に行うことができ、違反をしても拘束されるといったことが少ないですが、海外によっては無線通信を勝手に行うことであらぬ誤解を受けて拘束されることも考えられます。また、使って良い周波数帯についても調べておく必要があるもので、違反すれば捕まることも考えなければなりません。

日本で届け出もなく利用できるようなトランシーバーであれば、それほど大きなトラブルを起こすものではありませんが、それでも海外で使う場合にはその国や地域の事情を知った上で行うことが大切です。そういったトラブルを避けるためにも、専門業者にアドバイスを受ける方が良いといえます。

また無線機・トランシーバーをレンタルで貸し出しているところのなかには、海外でも使える製品を扱っているところもあるものです。これらの製品であれば、トラブルなく現地で使うことができます。

 

日本で借りた無線機・トランシーバーであっても、海外の法律に適合したものであれば問題なく利用することができますが、その国や地域で法律も変わってくるので注意が必要です。その点を考慮すれば、専門の業者に相談した上で選ぶことがトラブルを避けるためにも有益なことになります。

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