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無線機を使う前に知っておきたい!基本的な知識や使い方を紹介!

公開日:2021/12/15  最終更新日:2021/10/05


無線機には免許を必要とする機種と、免許不要で利用できる機種があります。出力が1W以下であれば、免許は不要で利用できます。いずれにしても、無線機は離れた相手とカンタンに会話ができる便利アイテムです。今回は、そんな便利アイテムである無線機の基本的な知識や使い方について解説しましょう。

無線機の基本的な知識

無線機の基本的な知識としては「話す」「聞く」「チャンネルを合わす」を、挙げることができます。それでは、それぞれの基礎知識を詳しく解説しましょう。

無線機での会話は一方通行

先ず無線機での会話は、一方通行であることを理解しておきましょう。携帯電話のように双方向の通話はできません。もっとわかりやすくいうと、相手が話している間は相手の話を聞くことしかできないのです。逆に自分が話している間は、相手の話を聞くことができません。つまり、無線機は交互にしか話をできないのです。

自分が話すときはボタンを押しっぱなし

話をするときは無線機の横に付いているPTTボタン(プレスボタンとも呼ばれる)を押しっぱなしにしないと話ができません。PTTボタンを押さなければ、無線機に向かって喋っていても相手には通じないのです。また、話の途中でPTTボタンを話すと話が途切れてしまいます。話し終わるまでPTTボタンは押しっぱなしで話しましょう。

話を聞くときはボタンを押さない

次に相手の話を聞く時は、ただ無線機を持っていればよいだけです。PTTボタンを押してはいけません。話を聞く際には何もしなくてよいのです。

会話を成立させるためのルール

無線機での会話は一方通行であるとお伝えしていますが、だからこそ「どこで自分の話が終わったのか」を、相手に知らせる必要があります。たとえば「只今、現場に到着しました。そちらの現在地はどこですか。どうぞ」など、話の最後に「どうぞ」と入れることで、「ここで私の話は終わりですよ」と相手に知らせることができます。

とくに「どうぞ」でなくても「送れ」とか「おわり」など、自分たちでルールを決めればよいのです。また、複数のグループで使用する際には、自分の名前を名乗ることも必要となります。カッコよく使うなら「ブラボー了解」や「こちらアルファー」など、独特な名前を使ってもかまいません。しかし、やはりわかりやすいのは本名ですね。

チャンネルを設定する

無線機は混信を避けるために、複数の周波数帯を使えるように設計されています。難しいことはなく、ただチャンネルボタンを操作するだけで大丈夫なのです。使用する前には必ずお互いに、チャンネルを合わせておきましょう。当然、離れる前にチャンネルチェックすることも忘れないでください。

トランシーバー・車載器用・インカムの使い方

無線機にはいろんな種類があって、代表的なものは「トランシーバー・車載器用・インカム」でしょう。ここでは、これらの無線機の使い方を解説します。

トランシーバー

トランシーバーの使い方は、先にお伝えした基本的な知識と同じです。

(1)最初にチャンネルを合わす
(2)話すときはPTTボタンを押しっぱなしで話す
(3)聞くときは何もしない
(4)ルールとして話の最後に「どうぞ」と入れる

トランシーバーはこの手順で使っていきます。

車載器用

車載器用の無線機の使い方は、トランシーバーと同じです。違いがあるのは、トランシーバーはマイクとスピーカーが一体となっていますが、車載用機では本体とマイク・スピーカーが別になっています。本体は車に固定されているので、スピーカーマイクがコードでつながっています。利用する時は、スピーカーマイクを持ってトランシーバーの要領で使えば大丈夫です。

インカム

インカムの使い方も難しくありません。

(1)電源を入れてチャンネルを合わす
(2)頭部にヘッドセットやイヤホンマイクをセットする
(3)話をする時はPPTボタンを押す
(4)聞くときは何もしない
(5)話し方のルールは利用者で決める

基本、トランシーバーと同じですがインカムには機種によって、PPTボタンを押すことなく、ハンズフリーで双方向の会話をできるインカムもあります。

スムーズに無線通信をするためのポイント

無線機を使用する時には、相手の話がはっきり聞こえるなど通信状態が良好であることが、ストレスなく無線機を使用するためのポイントとなります。ここでは、スムーズな無線通信を行うためのポイントについて解説します。

トランシーバーで雑音が入って聞こえにくい

トランシーバーなどでは、それぞれの現在地での状況が通信環境に大きな影響を与える場合があります。ビルに囲まれた場所や、高圧電流が流れている鉄塔が近くにあると、電波に雑音が入ったようになり聞こえ辛くなってしまいます。そんな時は、少し場所を水平移動する・高い場所に移動するなど、自分の現在地を変えてみましょう。

車載器用の無線機を便利に使う

車載器用の無線機での車を走行しながらの使用は、携帯電話を使用していることと同じとなり、道交法違反で5万円以下の罰金となります。車載器用の無線機を便利に使うには、ハンズフリーのヘッドレストなどを利用しましょう。

混信を防ぐ

無線機を利用中に、他のグループの会話が聞こえて混信状態になることもあります。利用中に混信がわかった場合は、直ぐに他のチャンネルに切り替えましょう。また、チャンネル設定する時に、「利用しますが、誰か使っていますか?」と、アナウンスを入れましょう。応答がなければ、誰も使っていないので大丈夫です。

 

さて今回は、無線機を使う前に知っておいて欲しい、基本的な知識や無線機の使い方について解説してきました。初めて使う時は、ドキドキかも知れませんが使っていれば直ぐに慣れるので心配はいりません。ただ、冒頭でお伝えした通り無線機の中には、免許を取得しないと使うことができない機種もあります。そのような機種を使う時は、無線専門のレンタル業者に相談しましょう。無線のプロなので、的確なアドバイスをもらえますし、中には代行してくれる業者もありますよ。無線を使う時には、レンタル業者に気軽に相談して正しい利用をおススメします。

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