無線機・トランシーバー・インカムを選ぶ際はここをチェック!
さまざまな種類がある無線機・トランシーバー・インカム。どのように選べばよいのか分からないという人も多いでしょう。ここでは、選び方のポイントを4つご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ポイント①通信距離をチェック
無線機はその種類によって通信距離が異なります。
【特定小電力トランシーバー】
100~300m程度の近い距離で使用するときに向いているのが特定小電力トランシーバーです。小規模なイベントやカフェ・レストランなどでの使用に適しています。
【デジタル簡易無線】
1~3km程度の中距離で使用するときに向いているのがデジタル簡易無線です。大規模なイベントや、登山・スキーなどのレジャーシーンでの使用に適しています。
【IP無線機】
携帯電話網を使用し、3km以上~全国の広域なエリアで使用できるのがIP無線機です。同時通話が必要な工事現場や、距離が長いマラソン大会、地上と地下での通話が必要な警備など、幅広いシーンで使用できます。
ポイント②メーカーで選ぶ
続いて、代表的な無線機メーカーを4社ご紹介します。
【アイコム】
日本が誇る無線機メーカーで、世界的にも有名。デザインや操作性がシンプルで耐久性にも優れており、初めて無線機を使う人にもおすすめのメーカーです。
【ケンウッド】
オーディオ機器メーカーとして有名。その音響技術を活かし、クリアな音声の無線機を作っています。音にこだわりたい人におすすめのメーカーです。
【モトローラ】
アメリカの企業で、世界シェアNO.1を誇ります。軍事用としても採用されるほどの高性能。とにかく品質にこだわりたい人におすすめのメーカーです。
【スタンダード】
歴史あるメーカー。1998年に合併した八重洲無線株式会社が販売を手掛けています。耐久性に優れていますが、多くの製品が3年保証付きで安心です。
ポイント③使用目的・使用用途で選ぶ
無線機には、防水や防塵機能が付いているものがあります。工事現場や屋外での警備など、埃っぽい場所や雨天でも使用したいというときには、防水・防塵機能が付いているかどうか確認するようにしてください。
大きさもさまざまです。大型のものは価格が高く、持ち運びには不便ですが、性能が優れたものも多くなっています。逆に、小型のものは価格が安く、持ち運びにも便利ですが、バッテリーの容量が少ないなど、長時間の使用には向いていません。
さらに、結婚式場や会議など静かな場所で使用するときには、イヤホンを装着し、会話の音声が外部に漏れないタイプのものがよいでしょう。
このように、たとえ同じ通信距離やメーカーの製品であっても、どのような目的や用途で使用するかによって最適な製品は異なります。
まとめ
無線機・トランシーバー・インカムを使用するには、通信距離で選ぶ方法、メーカーで選ぶ方法、使用目的や用途によって選ぶ方法があります。
初心者の場合、どの製品が最も適しているのかは分かりづらいと思いますので、レンタルや購入をする際はこれらのポイントを業者に伝え、最適なものを選んでもらうようにしてください。