屋内のPHS終了!インカムで業務の効率化を図ろう
無線機・トランシーバーの利用者は多いですが、今後は無線機・トランシーバーの利用がさらに高まる可能性が考えられます。その理由の1つは、2023年までにはPHSのサービスが終了するからです。このサービスが終了すると、今までPHSを使っていた会社や個人は別の通信手段を考えなければいけません。
そもそもどのような特徴を持っているのか
無線機・トランシーバーの中にインカムと呼ばれるものがあります。このインカムはとても注目されており、事業効率化にも役立つ可能性があると考えられています。そもそも従来の無線機・トランシーバーとどのように違うかと言えば、今まで利用されてきた無線機やトランシーバーは、片手に持ちながら使用するのが普通でした。これはPHSなども同様になります。
しかし、インカムの場合はヘッドフォンのように頭につけるタイプのため、両手が塞がる事はありません。つまり、両手で作業をしながら通話することができます。そのような意味においては、非常に効率的な仕事が可能になるでしょう。もしレンタルを考える場合には、インカムのことも頭に入れておいた方が良いです。
また、機種によっても異なりますが、PHSとほとんど変わりのない位の電波を受信することも可能になります。PHSの特徴は、地下でも利用することができる点ですが、インカムの中でも中距離や長距離で利用できるものは、地下と地上で利用することができます。
最近はマイクの性能が向上しており、外から音を拾わないタイプのものもあるでしょう。例えば、工場の中で作業の音がうるさかったとしても、マイクが特殊加工されているものもあり、話をしている人の音声以外は聞き取らないようになっている傾向があります。そうすると、うるさい場所でも使い勝手が良くなることが想定できます。
考えられるメリットを見ていこう
インカムをレンタルする場合に考えられるメリットは、間違いなく業務効率化を図ることができることです。業務効率化の内容を一言で説明するのは難しいですが、まずその中身の1つとしては、広い施設内でも連絡をすることができる点です。ただし、トランシーバーなどでは広い施設の中で利用することが難しいものがあります。一方で簡易無線や業務用無線のタイプならば、利用価値は十分にあると言えるでしょう。
作業をする場面でもインカムが非常に使い勝手が良く、効率化を図ることが可能になります。どのような場面が考えられるかと言えば、例えばトラックなどが荷物を搬入してきた場合です。荷物を搬入してきた場合には、従来からPHSを利用して他の従業員と連絡をとり、搬入してきた荷物を室内に運び込む作業があります。
この場合でも、インカムを利用すれば迅速に連絡をすることができるだけでなく、両手で作業できるため、会話をしながら作業が進んでいきます。そうすると作業効率がとても良くなり、今までよりも短い時間で作業ができるでしょう。
特に最近は、労働の短縮化がとても重要とされています。これからAIとロボットの割合が職場でも増えてくる可能性もありますが、作業効率が悪いと人間はAIとロボットに淘汰されることになるでしょう。人間が工場や倉庫で作業をする場面で生き残るためには、このようなハンドフリーの仕組みが重要になります。
運転などをしながらでも可能になる
インカムをレンタルするメリットは、特に室内でフォークリフト等の運転をしている場合にも効果が発揮されます。荷物が運ばれた場合や、必要な荷物を別のところに移動する時、倉庫内部ではフォークリフトが非常に重要な役割を果たします。
この荷物をフォークリフトで動かしている最中に連絡が来た場合、PHSの場合は一度フォークリフトの運転を止めなければいけません。なぜなら自動車の運転とは異なり、両手の操作が必ず必要になるからです。つまり、その時間だけ手の動きが止まってしまうことになり、全体の流れが停滞してしまうことになるでしょう。
特にすぐ次の人がフォークリフトの利用を待っている場合には、1台のフォークリフトが止まると他の動かすことができなくなることが想定でき、結果的に非効率化が実現してしまいます。そこでインカムを導入することにより、完全に両手が開いた状態で作業ができるため、途中で作業を止める必要はありません。
通話のときのボタンさえ押すことができれば、会話をしながら次々と荷物の搬入や搬出ができるため、他の人にも迷惑をかけにくいです。それ以外では、在庫管理をする場合も非常に役に立ちます。在庫を見ながら遠距離で話をすることも多いですが、両手で荷物を持ちながら在庫の状態を伝えることができ、結果的にインカムを使った方がPHSを使う時よりも短時間で結果を出すことが可能です。
PHSは2023年で使用ができなくなりますが、そのかわりインカムを利用することで作業効率を高めることが可能です。特に両手が開いた状態で連絡が取れるため、フォークリフトを運転した状態や両手で荷物を抱えた状態で相手との通話ができるのは魅力です。